2025.02.26

焦りは禁物! 物件探しの前に知ってほしい居抜き物件を活用するメリット・デメリット

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M&A豆知識

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居抜き物件を活用するメリット・デメリット

美容サロンを開業・移転する際、「居抜き物件」の活用は、コストやスピード面でメリットがあります。
しかしながら、事前の計画と確認が不十分だと、後で思わぬ問題が発生することも……! 
本記事では、あらためて居抜き物件を利用する際の
「メリット」と「デメリット」を体系的に整理して解説します!
居抜き物件のメリット
①コスト削減
居抜き物件の最大のメリットは、なんと言っても初期投資を抑えられる点です。
たとえば、 シャンプー台、カットチェア、照明、配管設備などがそのまま利用できる場合、
新たに設備を購入する必要がありません。
さらに、既存の内装を活用すれば、内装工事費用を大幅に抑えられます。
必要最小限の修繕・清掃を行い、ほぼそのまま使えるケースもあります。
②時間短縮
基本的に、設備や内装が整っているため、店舗のオープンまでの準備期間を短縮できます。
営業開始までの工事や準備期間を短縮した分、居抜き物件を使わなかった場合よりも売上を増やせます。
また、売上が発生しない間に賃料を払うような無駄が減り、
キャッシュフロー(会社のお金の流れ)も改善します。
③集客効果
立地が良く、前テナントが美容サロンとして周知されている場合、立地条件を引き継ぎ、
さらに前テナントの顧客基盤もある程度は引き継ぐことができる可能性もあります。
また、前テナントの退去の原因が拡張移転など、営業不振が原因ではない場合は、
美容サロンに適した立地である可能性が高く、特に駅近や住宅街の場合、安定した需要が見込めます。
居抜き物件のデメリット
設備の劣化や不具合
続いて、居抜き物件のデメリットについても確認していきましょう。
まず考えなくていけないのは、居抜き物件についている設備や内装が古い場合、
改修や交換が必要になることがある点です。
たとえば、ボイラー、配管、電気設備、シャンプー台などが劣化している場合、
修理や交換費用が発生します。そのほか、断熱材の欠損、雨漏り、白アリなど
契約前に確認されなかった不具合が後で判明し、予算オーバーになるリスクもあります。
隣人トラブルや騒音なども考慮したいところです。
運営の自由度が制限される
美容サロンの動線やデザインに不適合な内装の場合、
大幅な改装が必要となり、かえってコストがかかる可能性も……。
改装できればまだ良いですが、
賃貸契約により大規模な改装が禁止されているケースもあるので注意が必要です。
ブランドやコンセプトとのミスマッチ
居抜き物件の内装や雰囲気が、新店舗のブランドイメージと合わない場合、
顧客に違和感を与える可能性があります。
また、前テナントのイメージが強く残っていると、
自店舗のコンセプトが顧客に伝わりにくいです。
その結果、ブランドにあった内装に改修するための追加費用が発生すると、
居抜き物件のメリットがなくなってしまいます。

居抜き物件のメリット・デメリットまとめ
居抜き物件の活用は、美容サロンのオーナーにとって
コスト削減や工期短縮といったメリットをもたらします。
一方で、設備の老朽化や内装制約、ブランド適合性などのリスクがあるのも事実です。
新しい店舗のスタートを成功させるために、
居抜き物件を最大限に活用しつつ、リスクに備えた計画を立てましょう。
さっそく居抜き物件を探したい方は、当サイト「サロンM&Aネット」の姉妹サイトであるサロン不動産ネットをぜひご覧ください。

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