【店舗まるごとリースご活用事例】麻布山本：オーナーインタビュー

新規出店支援

ビジネスチャンスを掴む為の緊急的な資金ニーズとコロナ禍の中での新規出店。
その不安を乗り越えた理由は「店舗まるごとリース」を活用した自己資金の温存という判断。
これから独立開業を目指す方にも役立つメッセージは必見です。

本動画では麻布で三代にわたり100年続くヘアサロン「麻布山本」の山本常弘オーナーが、BG PARTNERS が提供するサービス「店舗まるごとリース」を実際にご利用いただいた経験をもとに、コロナ禍による緊急事態宣言発令という逆風の中での出店において「店舗まるごとリース」の利用がどのような役割を果たしたかを中心に、これから出店を目指す方々への活用方法を語ります。
また、本動画内では語られていないご苦労や挑戦に関しても動画の下方にテキストで記載しておりますので、是非ページの最後までご覧ください。

リンク：店舗まるごとリースの詳しいHPはこちらをクリック

麻布山本（AZABU YAMAMOTO) オーナー　山本常弘　様

東京都港区出身。
家業である理髪店の将来的な後継として若き頃より意識し、ホテル内のサロンにて修行を積む。
その後、自らが思い描く新たなサービスが伝統ある「麻布山本」に相応しいサービスであることを先代に認めていただくため、麻布に新たなサロンを開業し実証する。
現在は三代目として、父より受け継いだ100年の歴史を持つ「麻布山本」をより進化させ、お客様に一層のご満足とより良い癒しを提供するために日々研鑽を重ねている。

歴史あるサロンのオーナーとして心掛けていることは

ご来店いただいたお客様がホッとして、再びここに戻ってきて身を預けていただける。
それは安心感やご信頼の表れだと思っています。
お客様にゆっくりと休んでいただきたいという気持ちはいつまでも大切にしています。

後継者としてのプレッシャーは

学生時代から将来、自分がやるものだと思っていました。
当時修行していたホテル内サロンが、エステやネイルなどトータルビューティを行っていたので「このホテルのサービスを街中で提供できたらどれほど多くのお客様がお喜びになられるか」と感じ、むしろサロンオーナーとしてそれらのサービスを提供したいと楽しみにしていました。

お客様からの「金言」が挑戦を後押しした。

お客様に一つの目的でご来店いただくのではなく、複数の要素を高めればお客様の来店頻度は高まる。
「多くの数のお客様を集めるよりも気に入っていただいているお客様の来店頻度を高める方が良い」とお客様よりアドバイスいただいた。
「僕たちは髪も切りに行くし、マッサージや、時にネイルやエステにも行く。大きなビューティーのくくりを考えた時、山本くんの派生サービスが増えれば僕たちは３回でも４回でも通う。でも『髪は月に1回しか伸びないから月に1回しか来ないもの』だと考えればサービスや事業の幅を狭めてしまう。床屋でも月に3回・4回と来てもらえるものだと意識を持つことが大切だよ。」とのお言葉をいただきました。

伝統のあるサロンが新たなことに取り組む怖さは無かったか

当時はまだ父が現役だった頃で、多くのお客様を受け入れる上でスピードも大変重要でした。
新たなサービスを追求したいが、席の回転を下げてしまうことでお客様にご迷惑をかけてしまうのは避けたいという心配がありました。
そこでCLAIR（クレール）というサロンを独立して作り、地下３席の狭いサロンで自分の目指すサービスを提供し、そこで評価をいただけたら本店（麻布山本）でやるという考えがあった。
幸いなことにCLAIRオープン後、カットやスパに一定の評価をいただき、父親の「そろそろやっても良いんじゃないか」という言葉で本店でも導入することができました。

新たな取り組みの中でも留意した点は

サロンを作る際には「40代以上の男性のお客様に落ち着いていただける空間を作る」という部分、重要なコンセプトはブレることがないように気をつけました。
サロン内の色味に関しても当時のお客様にお声がけをさせていただきご意見を頂戴しました。
今までと全くコンセプトの異なるサロンを作ってしまってはお客様にご迷惑をかけてしまうので「ゆっくり寝れるお店、明るくないお店を作って欲しい。」というお客様のご意見は大切にしました。

業界的に人手不足が叫ばれる中でスタッフの独立支援を続ける理由は

過去を振り返ると、力を発揮していたスタッフが退職することに不安は当然ありました。
しかし、長くそのような経験をしていると「人はその立場になると成長する。店長・副店長が去っても次に育つ人間がいる。」それを繰り返すのだとわかりました。
独立を応援して優秀なスタッフが店舗を去ることが、結果的に後ろにいる人間を育てる。もちろん不安はありながらも、いまでは自信を持って独立支援を進めていこうと思っています。
幸いなことに求人媒体を使わずとも人員が充足している理由として「中途として働いて、自分のサロンを持つ前にさまざまな技術、その提供や提案方法を勉強したい。」という理由で当サロンに入店される方がいらっしゃいます。
面接時には「色々なご意見をお伝えされるお客様がいらっしゃるが、そのお言葉をしっかり伺うことでお客様から勉強できる環境です。」ということを伝えますが、そのことに大変喜んでいただける方が多いと感じています。

編集後記

「麻布で三代にわたり100年続くヘアサロン」という歴史の継ぎ手としてのお立場と重責を深く感じ、学びをいただいたインタビューでした。
そして、そのような歴史あるサロンでも未曾有の事態であったこのコロナ禍を受け厳しい舵取りを迫られる中、「店舗まるごとリース」のメリットが最大限に活かされたこと、そしてその有用性を周りの皆様にもご共有いただきましたことを大変うれしく思います。
独立開業時においても、事業の拡大時においても、その挑戦や安定を資金面でサポートする「店舗まるごとリース」というサービスをより多くの方にご認識・ご活用いただけますよう、今後も様々なご活用事例を皆様にご紹介して参ります。